【8】制服の犯罪 2004.3.8
小島:お久しぶりですね、今日は一乗寺にありますラーメン店、天下一品本店に来ております。
柴田:最近左京区ではパン屋とラーメン屋があちこちに新しく出来てるねぇ。
小島:あー、もともとラーメン激戦区やもんね。テレビでラーメン店特集やった日は行列できてる店とかあるで。
柴田:なんかな、横浜のラーメン館には京都のラーメンとして新福菜館が入ってるけど、
なんとなく京都のラーメンと言われたら天一を思い出すねんけどね。
小島:なるほどね、このこってりスープを開発したのはすごいわな。シチューみたいやもん。
SMAP的にいうと「ナンバーワンじゃなく、特別なオンリーワン」ですな。
柴田:芸能人にたとえると、江頭2:50。
小島:ね、昔なんか悪いこととかした?
柴田:あたしあんまりイタズラみたいなことはせえへんかったなぁ。
小島:はらはらしたこととか。
柴田:あ、あれやね、高校生のときパチンコやから造花めっちゃ盗んだ。
小島:へ!またパチンコ屋とは・・・こわっ!
柴田:演劇部の小道具でバラの花束が必要やってん。
それで部員皆で河原町にいって、さくさくさく〜っと50本ほど。
かなりはらはらしたけど、皆でやれば怖くないって言う感じやった。堂々と制服着たまま盗んでた。
小島:高校のときとかって怖いもの知らずね。
柴田:それと同じことを卒業してからももう一回やってん。
また芝居で造花が必要になって、今度は一人で日曜日の昼間に河原町にいってな。
三条〜四条間のパチンコ屋をハシゴしてちょっとずつ盗もうとしたんやけど、一人やといろんなこと考えちゃってね、
店からやくざ屋さん出てきたらどうしよ〜とか。でもまたさくさく〜とぬすんだった。
小島:道行く人はあんたが盗んでる様を見てたんやろ?
柴田:そう。親子連れとかいて、教育上良くないものを見せちゃったね〜。
そののち河原町にいったら、造花の花束のとこに網はってあってん。
そこまでするなら花飾らんでええんちゃうんと思うねんけど。
もう造花が盗みにくくなったで、あのあたり。
小島:あんたがそうさせたんや!まあ、パチンコ屋といえば
店先に花飾らんとあかんという不文律が出来とんのやろう。
柴田:小島さんはいかがですか?犯罪などしでかしました?
小島:私、優等生でしたから。でもね、私も盗みを少々。
柴田:何と!!
小島:学校行くのにな、途中で筆記用具忘れたことに気がついてん。
その日はなんか分からんけどめっちゃ荷物多くてな、
カバンの中には化粧品とか漫画とかいらんもんいっぱいはいってんのに筆箱だけ忘れてん。
いちいち家にとりに帰るのもめんどくさいし
大荷物をもってコンビニに入って買うのもなんか嫌やな、と思ってね、
もう学校行くのもだる〜っと思ってやる気なくなってん。
柴田:そうやな、なんかひとつうまくいかんだけで全てのやる気が失われるよな。
小島:それで自転車小脇に止めて缶コーヒーなんて買って飲んだら、トイレ行きたなってん。
困ったな〜と思って、家帰るのも学校行くまでも中途半端やってな、
近くに行きつけの区役所があったからトイレ借りようと思ってはいってん。
柴田:行きつけの区役所ってへんやな。
小島:荷物多いのにトイレ入るん大変やで。何で荷物置きの棚ってあんなに小さいねんろな。
ま、とにかく用は済ませて出てきたわけよ。
そしたらな、区役所ってなんか用紙書くためにボールペン備え付けてあるやん。それが目にはいってん。
柴田:うわ!パクッたん???!!!
でもああいうところのペンって、ヒモとかついて持っていけへんようになってたりするやん。
小島:そうやねん。でもな、私、その日たまたまニッパーをもっとってん。
柴田:なんで???なんで筆記用具忘れる奴がニッパー持って学校いこうとすんの?
小島:なんかしらん。安かったし買ってカバンにいれっぱなしやったんやと思う。
それでヒモをパチーンと。
柴田:・・・切ってパクッたんや。それ計画犯罪やで。
小島:いやいや、たまたまよ。たまたまニッパー持っててパチーンよ。
それで学校行ってんけど、その日数学のテストがあってさ。
ボールペン一本で数学はきついで。
柴田:・・・しかし、優等生が聞いて飽きれるわ。
大体区役所開いてる時間に学校にたどりつけてなかったのがおかしいやないか。
小島:いやあ、それもたまたま、ね。たまたま遅刻よ。これは犯罪ちゃうで。
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