【5】眉毛の調子 2003.11.5
小島:えー、本日は北山付近にあります、さびれたお好み屋にやってきました。
柴田:あー!!!しまった!!!そばめし頼もうと思ってたのに、うっかりいつも通りの豚玉頼んでしまった!!!
小島:いいやんか。豚玉。お好み焼き屋に来て豚食べへんかったら後悔すんで。
柴田:わたし、生まれてこのかた、そばめし食べたことないねん・・・
小島:あなたそんなんばっかりやな。高校行くまでざるそば食べたことなかったんやろ。
柴田:そう。ざるそばをはじめて食べたのは17歳の夏でした。
小島:もう、いっそのこと、一生そばめし食べんとき。棺おけに入れたるわ。
柴田:そんなん、嫌!!
柴田:最近、顔の調子悪くてね、化粧がのらないんです。
ずっと調子悪いなーって思ってたんですけど、これって老化?
小島:そりゃあ20歳やそこらの頃とは違いますよ。 友達の顔とか自分のんとか見てて思いますけど、 22・3歳くらいで少し「笑いじわ」が残るようになるね。 お肌の曲がり角は25歳って、よく化粧品のCMでいうやん?あなた、どう?
柴田:めっちゃそう思う。生まれたてがもっともつやつやで、少しずつ衰えてるんやろうけど、 25歳からその角度が急降下って実感してる。わたし化粧したまま平気で寝たりしてたからなー。
小島:洗顔を丁寧にするだけでずいぶん違うで。マッサージ効果もあるからな。
柴田:でも肌の調子が悪くって、「あー、今日はファンデーションのノリがちがうわー。」っていうのは 分かるねんけどな、わたし、日によって眉毛うまく描ける日と描けへん日があんねん。 あれ、なんやろ。
小島:「今日、眉毛調子悪いわー」って?
柴田:そう。
小島:毛、伸びてんちゃうん?カットしたら?
柴田:なんかあるんやろな。毛並みがかわってんやろな。
もう、眉毛描くの失敗した日は外出すんの嫌やねん。
釣り上がって描いてしまった日は「あー、みんなわたしのこと恐い人と思ってんやろな・・・」とか、 下げて描いてしまった日は「わたしのこと情けない顔やと思ってんやろな。」とか心配になるねん。
小島:ふんふん。眉は表情を担っているからね。
柴田:だからとりあえず、眉をひそめて眉のラインがあんまり分からんようにしてな、
「世の中について悲痛に悩む知的な人」のふりすんねん。
小島:あほやろ、あんた。ずっと眉間にしわ寄せてたかって知的には見えへんわ。
「機嫌悪い、ガン飛ばしてる女」の顔やで。
柴田:あそう?
小島:眉間にシワが残らんうちにやめた方がいいよ。「眉毛の調子が悪い女」と思われたほうがマシやで。
柴田:あそう。じゃ、「眉毛が調子悪い女」として堂々と街を歩くことにするわー。
|