『16』お金があれば 2006.4.2
岡崎:いやぁどうも、お久しいことで。
柴田:毎回同じ挨拶やなぁ。
岡崎:だっていつもほんまに久しぶりに会うんですもん。
最近はまたお忙しいんですか?
柴田:うん、今は自主制作映画の企画に参加していて。
もう撮影も大詰めなんやけど、今日はお休み。
また明日はお日様の出ているうちは撮影よ。
岡崎:へー。映画は舞台と違う?
柴田:うん、ちゃう。
いや、実のところ、映画の方がやり直し何回も出来るし楽なんちゃうかと思ってたんやけど、
映画作りもいろいろ大変なんやねぇ。
舞台は本番の2時間ガッと集中すればいいけど
映画は撮影中、一週間くらい何回も本番があるから、細切れでそのつど集中せなあかんやん?
岡崎:ふんふん。
柴田:わたしなんか慣れてへんやろ、力の抜きどころがわからんやん?
うっかり他の人の出演中、息止めてたりして。
岡崎:いや、呼吸はちゃんとしてくださいよ。
柴田:そうやねん。めちゃしんどい。
やるからにはちゃんと参加したいと思ってね。
久々に10人くらいの人と連日会ってるから、なんか楽しくてね、
普段あんまり人としゃベる機会が無いから、私一人やたらべらべら喋ったりして。
はしゃぎすぎて、やっぱりしんどくなるねん。
岡崎:それ、映画作りに関係ないとこでくたびれてるんやん。
もっとちゃんとしてくださいよー。
結構本格的に作ってるんですか。
柴田:おう。プロもアマも一生懸命作るよ。
岡崎:ふーん。ようそんな大変なことやりますねぇ。
柴田:うーん、やっぱやりたいんやろうなぁ。
金銭の授受に関係なく。
自分が大金持ちでもやってしまうようなことは本質的にやりたいことなんやろなと思うねんけど。
逆に金持ちやったらやらへんことはどうでもええことなんやで。
岡崎:うんうん。
あたし、宝くじで3億円当たったら今のバイト絶対辞めるもん。
柴田:でも金持ちでも恋はする?
岡崎:する!金持ちでも貧乏でも、今の彼が好きさ!
柴田:・・・言いおった。ハズカシ。
岡崎:お金なんかなくたって、愛があれば平気!
柴田:あそう。
岡崎:つまり貧乏でもやってしまうこともまた、自分の本質ってことやんねぇ。
柴田:いや、でもな、ほんまは心からやりたいことがあんのに、
お金が無いからできひんこともあるやんか。
例えば、マイケルジャクソンみたいに家に遊園地を持ちたいと心の底では思ってんのに、
お金が無いから諦めた振りして「遊園地なんてあほらし」とひねたりしたら、
それは本心ちゃうやろ。
岡崎:うーん。
柴田:やっぱ貧乏は心を歪ませる危険があるねんで。
あんたかって、もう溢れんばかりの大金を手にして、
ディカプリオでもヨン様でも、どっかの国の石油王とでも対等に知り合えるほどになってな、
ディカプリオがめっちゃ性格よかったら、今の彼より好きになるかも知れんで。
岡崎:いや、いい男の代名詞がいまだディカプリオだと思っているセンスはどうかと思うけど・・・
柴田:まあ、それは例として。
お金持ちでまだお金儲けしたい人は、もうお金儲けが好きなんやで。
で、そんなにお金儲けに固執してなくても、
諦めない、素直な心を持つにゃ、やっぱ何だかんだいってもお金はだいじよねぇ、
・・・って思いました。
岡崎:そうか・・・やっぱ、バイト頑張ろうっと。
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