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趣の間 プロフィール
女のいばら道            


『14』物欲なくして向上なし
  2005.7.5


岡崎:お久しぶりです。会うたびいつもお久しぶりですね。
    最近はちょっとは外交的になってるんですか。

柴田:そうでもないけどね。
    でもね、今まで1日があっという間に過ぎて、
    毎日なんもできずに今日が終わっちゃったって思っててんけど、
    ちょっと前にエレカシの「風に吹かれて」(※1)という本を読み直してね、
    あ、睡眠時間削ればいいんやって気付いたのよ。

岡崎:今までが寝すぎやねん。1日9時間睡眠って、子どもやないねんから。

柴田:今は6時間くらいよ。いやぁ、3時間得したね〜。うれしくて、無駄に深夜番組とか見ちゃったりして。
    おなかすいて夜中にそば茹でたりしてね。

岡崎:無駄やね。早よ寝たほうがいいんちゃう?



柴田:最近どうよ。

岡崎:あかんね!

柴田:なにが?

岡崎:ぜんっぜんモテへんようになったね。

柴田:なんでぇ?彼氏おるやん。

岡崎:いや、それとこれとは別やんか。
    別に浮気してどうこう、ねんごろゴロゴロって訳じゃないけど、
    男の人に親切にされたりとか、ちょっと他の人より距離近いような、
    暗黙のウキウキ感持てる異性がおらんのよ。

柴田:へえへえ?

岡崎:学生のときは、周りに同年代の男の子がよおさん自然にいたけど、
    卒業したら年頃の男の人がまずいいひんやん?
    たまにいても事務的な用事だけ話して、近づくでもなし。

柴田:ちやほやされなくなったと。

岡崎:なった!二十五歳過ぎた頃から明らかに下り坂よ!
    
柴田:それ、絶対自分のオーラが昔と違ってるんやで。
    「彼氏がおる」っていう安心感もあるんやろな。油断してんねんで。
    学生のときは、恋の刺激を求めて「モテたいオーラ」をめっちゃ発してて、
    周りの「モテたい」オーラだしてる男の人がそれにひっかかっとったんやで。
    オーラ出してへんねんで、今。

岡崎:うーん。昔に比べたら手ぬいてるような気がする。
    お肌は曲がり角過ぎてんのに、化粧とか昔より適当やったり。
    デートもいいかげんで王将とかでご飯食べてるし、
    お洒落なとこに行かんようになったから
    服装もGパンとかカジュアルなんばっかり着るねんな。

柴田:そうなると、べつに新しい服とか欲しいと思わんようになるやろ。

岡崎:そうそう。気ぃ楽なんでええわ、去年の服でええわ、みたいな。
    そういえば雑誌も見んくなったし、流行もあほらしくって追っかける気力もない。
    どうせ来年は廃れてるやろって先に思ってしまう。

柴田:まずいで、それは、女性によくある「保守」ですよ!
    変化を求めず今あるものでええわ、そのへんので適当にすましたろ、
    オカンのお古の服着たろかいな、オカンの服は締め付けへんし安くてええわ〜、みたいな。

岡崎:オバン化や!嫌々!それだけは!まだまだ二十代やもん!

柴田:女は守りに入りやすいのよ。物欲がなくなったら危険やで。守りに入ってるねん。

岡崎:あそう。

柴田:あたしもな、「なんか最近自分のためになんか買ってへんな、お金使いたいな」と思って、
    なんか買い物したいと思って街(※2)へでたんやけど、なんにも買いたいものが思いつかんかって、
    手ぶらで帰ってきてん。交通費使って無駄やわ、と思ったんもしゃくやったし、
    街には物があふれてんのに何にも欲しいと思わんかったのがショックでさ。

岡崎:うんうん。

柴田:次の日電気屋いってん。洗濯機調子悪くてさ、スイッチ10回押してようやく脱水できる感じで、
    こら新しいの買わなあかんわって状態やって。
    でも、洗濯機なんてのは生活必需品やん。そんなん買ってもいっこも面白くないやん。
    これまでの生活に変化が生まれるわけやないやん。
    そう思ったら洗濯機も欲しくないと思って買わんと家帰ってん。

岡崎:ふーん。あらあら。

柴田:で、ずーっと何を買ったら楽しくなるか考えて、
    何か日々の生活に、今まで不可能やったが可能性の広がるようなものを買いたい!と思って。
    ようやくしょうがなくデジカメを買いまして。

岡崎:それで最近めっちゃblog更新してるねんね。鏡にうつる自分を写して。

柴田:そう。別にデジカメなんて欲しいと思ってなかってん。
    買ってからも1ヶ月くらいほっぱらかしてたしね。
    でも、ま、持ってたら持ってなかったときより出来ることは増えてるから、進歩ですよ。

岡崎:そうかー。じゃ、ま、欲しくなくても流行の服など買って、変化をすれば、
    今よりは刺激になるかもしれんわな。
  
柴田:形から入ればこころもウキウキするかもよ。彼氏も変化を喜ぶやろし、
    若作りすりゃモテるかも。
    そのモテたいという気持ちを形で表現すりゃいいわけよ。

岡崎:お金使うのは楽しいしね。女は買い物好きなように出来てるわな。

柴田:そうそう。お金貯めてて嬉しいのは、「いろんなものを買える可能性がある」からでしょ。
    じゃ物買って消費せんと、いつまでも貯めこんでたってただの紙切れやしね。
    だから、今日のこのカキ氷代、私の分もおごってくれていいよ。

岡崎:は!なんでそうなるの!?

柴田:遠慮なくお金をつかってくだされ。さあさ。

岡崎:いらん!伝票なんて!こっち寄せんといて!

柴田:いやぁ、私、次こそは洗濯機を買わんと。ほんま全然回らへんねん。
    お金貯めよーと思って。

岡崎:・・・デジカメより先に買やよかったんとちゃうん?!
    洗濯板で洗濯すればー?

柴田:そんなん、生活向上のための買い物じゃないやん。低下やん!嫌々!    




(※1)ロッキング・オンから出ている、エレファントカシマシのデビューからの軌跡がつづられた本。
    厚さが20cmほどもある。分厚い。
    これを見るに、エレファントカシマシは若い頃から鋭いのに驚かされる。
    その生き様はエレカシファンでなくとも面白いと感じるに相違ない。

(※2)京都で街へ出るといえば、三条四条河原町あたりの繁華街のこと。(山科っ子はね。)



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