【11】結婚します。 2004.6.12
小島:お久しぶりです。
柴田:本日は、えー、造形大前にありますヘルシーな居酒屋へやってきましたが。
(店の名前、忘れたよ!!!)
最近はどうしてはりました?
小島:ええ、ちょっと最近遠距離恋愛を始めましてね、週末ごとに愛知へ。
柴田:なんと!遠距離恋愛はぜったい続かんぞ!!!
小島:ええ、だから結婚しようかと思って・・・・
柴田:えええええ!!!!!!なんだと、つまらん!!!!!
小島:まあまあ、まだ分かりませんけど。
柴田:まあねえ、遠距離恋愛を終わらせる方法は別離か結婚ですけどね。
小島:愛知なんてすぐよ。遊びに来てよ。
柴田:ってことは、あなたが愛知へ行くって形になるのね。
小島:まあねぇ、あっちの仕事の都合もあるわけやし。
柴田:それがつまらんと思うのよね。女の子ってさぁ、高校卒業するときも親に望まれてか知らんけど
みんな大学も近場で決めて、京都からはなれへん子多かったやん?
それやのに結婚ってなるとぱ〜っと地方へいっちゃうやん?
うちの姉も絶対自分からは京都を離れへんような冒険心ない感じの人やったのに、
遠距離恋愛の果てにあっさり「横浜へ嫁ぐわ」って決めていっちゃったもんね。
なんなん?その変わり身の早さは。
小島:だって結婚するねんから一緒に住まんと。
柴田:だから、それやったら彼氏の方がこっちきたってええやん。
小島:いやぁ、でも愛知もいいところよ。そこで暮らしてみたくなってん。
柴田:あそう。・・・名字も小島さんじゃなくなるんや。
小島:そうですね。「山本」になります。
柴田:「山本陽子」ってどっかで聞いたことあるぞ。ややこしい。
今まで「小島」で生きてきて突然「山本」になるって変な感じじゃない?
小島:別に「小島」もこだわりあるわけちゃうしなぁ。
あたし、親の都合でいっぺん名前変わってるし。
柴田:ああそうか。まあ、子どもの頃は誰の扶養になってるかを明らかにするためやったわけやろ。
結婚もご主人の扶養になるということを明らかにするってわけか。
でもせっかく「小島陽子」として地に足つけてたのになぁ。
小島:名前の浸透の問題やで。愛知に行ったら「山本」で受け入れられていくわけやし。
柴田:その女の適応能力の高さには感心するよ。
「猟師の嫁になったら猟師になる」っていうやん。
小島:そう。なるねんで。京都も好きやけど愛知に行ったら愛知も好きになるねんで。
柴田:そういうの、逞しさを感じるね。
小島:名前変わるのはたいしたことじゃないで。
柴田:たいしたことじゃないね。ただ分かりにくいね。
「机」を「鉛筆」と読んでもいいけど、分かりにくいね。
だから規則として名前が変わるのは分かりにくいね。
役所に届け出る意味があんまり分からんね。
小島:でも私、夫婦別姓制度が導入されたとしても、相手と同じ名字になりたいという気持ち、あるで。
なんか、結婚による人生の節目って感じで。
柴田:ふんふん。
まあ、結婚って神様に誓ってみたところで、結局自分への誓いってことやん?
「この人と苦楽を共にし頑張っていこう!」って自分で思うってことやん?
特に女性は名前も変わって住み慣れた土地も離れて飛び込んで
子どもも身ごもったりして困難も多いやろうけど
持ち前の適応能力と自己防衛本能を発揮して頑張ってよ。
小島:そういわれると困難が多いように思っちゃうけど・・・
あんまり深く考えへんのもまた女なんかも。
柴田:もちろん。楽観的に出来てるで。
困難を楽しみに思ってるやろ。
小島:うん。早く結婚したい。
柴田:・・・ごちそうさまです。
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