【10】おとなの境目　　2004.5.1

小島：本日は、叡電元田中駅近くにありますむつみ屋というラーメン屋に来ております。
　　　　ここは割りと最近に出来た店ですかね?

柴田：そうですね。このあたりはラーメン激戦区ですな。
　　　　もともとラーメン屋が軒を連ねているけど、最近さらに新しい店が建ってるみたい。

小島：お！ラーメンが運ばれてきました。ハルユタカラーメンです！

柴田：おおお！黒塗りのドーンとした和風のどんぶりに繊細なラーメンが・・・梅干が載っている。
　　　これは芸能人にたとえるなら・・・梅宮達夫!!!!

小島：・・・梅干やからって・・・


小島：えー、お悩みメールをいただきました。岡崎有希子さん(24)のお悩み・・・

柴田：なんや。また身内やん!!!

小島：「私も今年25歳。四捨五入すれば30の大台に乗ります。
　　　　しかし自分では子どもの頃からなんら成長したところが無いように感じます。
　　　　大人になる瞬間というのは実感できるものですか?」ということですが・・・

柴田：何をいうてけつかんねん!!!四捨五入して30歳としても30の３を四捨五入すれば０歳やんか。
　　　　我々かってまだまだ赤ん坊よ!!!!

小島：じゃあ、45歳は5を四捨五入して50歳、50歳の5を四捨五入したら100歳になるから
　　　　45歳からは大老人であると・・・？

柴田：・・・・・100歳の1を四捨五入したら0歳やんか。赤ん坊よ!!!!

小島：つまり人間は永遠に赤子であると?

柴田：いやいや、おとなの境は生後何年ってものじゃないですよ。

小島：まあ、いろんな基準があると思うんですよ。肉体的成長でおとなとするか
　　　　精神的成長とか社会的自立の段階だとか。

柴田：昔は11・2歳で元服式とかしたんでしょ。
　　　　今は民法では20歳で成人ときめてるけど。
　　　　この20歳っていうのはなんなんやろ?最近じゃ大学行く人が増えて
　　　　社会的自立してる人も少ないから20歳では境目って感じしないよね。

小島：身体的な基準なんちゃう？お酒や煙草が20歳からOKになるのは
　　　　身体的にアルコールとかを分解する能力がちゃんと機能する身体になるのが
　　　　それくらいのころなんやって。

柴田：自動車免許は18歳からとれるんやんな?

小島：それは、まあ社会的自立してる人が多いってことちゃう？
　　　　高校卒業して就職して仕事で車運転せなあかん人とか多いやん。

柴田：大学のとき、同い年の友人の運転する車に乗るんとか、なんかどきどきしてたわ〜。
　　　　「この人、もし事故ったとき、ちゃんと保険とかはいってんやろか。」とか思って。

小島：そりゃ親がちゃんと金払うやろう。

柴田：でもね、「成人20歳説」はだんだん危うさを感じるやん？
　　　　ほら、毎年成人式の荒れ模様がニュースになったり。

小島：大学卒業する22歳くらいに設定されるかもしれへんね〜。

柴田：でも中学卒業して社会に出て入社4年、中間管理職ですって人もいるでしょ？
　　　　だから生まれて何年経ったかっていうのは難しいよ。

小島：う〜ん。

柴田：やっぱ身体が成長したら立派な大人よ。

小島：生理来たときとか？12歳とか？

柴田：いやいやもっと違うの。『高野豆腐の味が恋しくなったらおとな』とか。

小島：味覚の発達!!!???

柴田：そう。だから若くして親元を離れて「お袋の味が懐かしいなぁ・・・お袋、今ごろどうしてるかなぁ・・」
　　　　なんてなったらおとな。

小島：なるほど。精神的成長も感じるね、それは。

柴田：こないだね、知り合いの人と和歌山の釣堀に行ったのよ。
　　　その集まりの中に5歳児の男の子がおってね、
　　　みんなでお昼食べようって時にその男の子用に「お子様用弁当」を買ってきたわけ。　
　　　子ども用はハンバーグとかエビフライとか入ってるのよ。
　　　でもその子は「・・・俺、竹の子とかのほうが好きやねん。ええな〜、おとな用弁当は・・・」
　　　っていってんねん。その子は5歳児にしてめっちゃおとな。

小島：弁当屋さんも考えなあかんね〜。子どもがみんな高カロリー好きとは限らんのね。

柴田：あと、青年か中年かの境目は聴覚ね。『演歌が恋しくなるかどうか』

小島：やっぱ中年はいると日本の心に立ち返る?

柴田：不景気になると演歌が売れるやん?今カウントダウンTV みてても演歌ばっかりよ。
　　　　日本は中年化・高齢化が進んで来てると思うわ〜。

小島：は〜、そうですか。じゃ早いとこ年金制度見直さんとね・・・
　　　
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