柴田:マクドナルドの100円商品はなかなか良いですねぇ。
私なんかアップルパイが好きなんで、単品で100円は嬉しいなぁ。
岡崎:だからって3つも買わなくてもええやん。
柴田:一人で食べます。3つとも。
岡崎:太るで。
柴田:そう!身体に悪いものはうまい。中毒性があるなぁ。もぐもぐ。
岡崎:今日の映画はなんですか。アップルこぼさんと教えて。
柴田:今日はなんと、第1回アカデミー受賞「つばさ」です。
マクド同様バリバリのアメリカ商品って感じね。
岡崎:へー。アカデミー賞は1927年からですか。
柴田:そう。第1回作品はサイレント映画ですぞ。
『つばさ』 監督:ウィリアム・A・ウェルマン
出演:クララ・ボウ チャールズ・"バディ"・ロジャース ゲイリー・クーパー 他 1927年 |
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岡崎:おおおおお、あらすじ適当!
柴田:めんどくさいねん。まあ、だいたいこんな感じの話ですわ。
時代は第一次世界大戦の頃ね。
岡崎:ゲイリー・クーパーの名がキャスト名に載ってるけどめちゃちょっとだけ。
柴田:でも後に人気が出たから、ちゃんとクーパーが出たときに字幕で紹介されてたね。
岡崎:サイレント映画やからとか思って、最初低予算映画かと思ったけど
戦闘シーンの規模はでかかってびっくりした。
火薬バンバン爆発してたね。さすが、アカデミー賞はこの流れをくんでるんやなぁと思った。
柴田:戦争映画って感じやなぁ。「アメリカ軍いけいけドンドン」やったね。
岡崎:ネタバレトークしますけど。
死んだと思ったデヴィッドが実は生きてて、
命からがらナチスの飛行機奪って逃走して、
ジャックが普通に敵機やと思って撃っちゃうの。
戦争の悲劇ってやつね。
柴田:ね。結局ジャックは実態のようわからんナチスのマークを撃ってただけなんやろ。
そこで戦争の虚しさを感じさせるのかと思いきや、
デビッドはジャックに「おまえは敵を撃ったのだからいいんだ」みたいなこというやん?
岡崎:軍の仲間も「それが戦争だ」って言ってたね。
柴田:で、親友を殺してからのジャックの苦悩の人生が語られるでなく、
田舎で平和に幼なじみのメアリーと結ばれました。ハッピーエンド。
岡崎:うーん。
柴田:ちょっとやっぱりなんか感覚があわんなぁ。
アメリカのこわさを感じたんやけど。
戦争の悲劇が語られても、「戦争はあかん」となるわけでなく
「早く敵を殺して平和に暮らそう」となるわけね。
岡崎:しかもまた、これ、戦争時代やったからこういう戦争映画がつくられたんやって一瞬思ったけど
考えてみたらアメリカってずっと戦争してるもんね。
柴田:今も戦争してるやん。戦後60年とかいう発想じゃないもんな。
岡崎:むむむ・・・
柴田:動くクララ・ボウが見たくって借りてきたんやけど。この映画。
岡崎:クララ・ボウは可愛かったよ。オメメぱっちりで。
柴田:20年代のスター、マリリン・モンロー以前のセックスシンボルだそうな。
画像が古すぎて、顔が白飛ばしになりすぎてたのが残念!
岡崎:でも軍服姿とか、今見てもキュート!
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