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【14】 2004.1.2 【ニノチカ】 監督:エルンスト・ルビッチ
柴田:B・Bはブリジッドバルドー、M・Mはマリリンモンロー、ではG・Gをご存知?
岡崎:わかりません。誰?Gのイニシャルの名前なんかある?ガギグゲゴ・・・?
柴田:スウェーデンの妖精、グレタ・ガルボですよ。
岡崎:ガルボ?お菓子の名前みたい。
柴田:おー、ガルボをご存じない?サイレント末期からトーキー10年の歴史に
大輪の花を咲かせたガルボ。ガルボの顔は美の規範といわれております。
岡崎:ほー。
柴田:ガルボはルビッチ監督の映画が好きだったらしいんですね。 全部見ていたらしい。で、ルビッチ映画でガルボが出演したのが 本日の映画『ニノチカ』でございます。 ルビッチはラブコメの魔術師と呼ばれた喜劇映画の監督。 ワイルダーが師として崇めていた監督ですって。
『ニノチカ』にはワイルダーも脚本家の1人として携わっています。
岡崎:おおお、面白そうやん。
柴田:映画のキャッチコピーは「ガルボが笑う!」というものだったらしい。 サイレント時代に神秘的な存在として人気を得ていたガルボが喜劇映画に出演するというので、 ファンはガッカリしたみたいだけど、ガルボ本人はこの映画が一番好きなんだって。
『ニノチカ』 監督:エルンスト・ルビッチ 出演:グレタ・ガルボ、メルヴィン・ダグラス 1939年
革命で帝政貴族から没収した宝石を売りさばきに、ソ連から3人の局員がパリにやってくる。 その宝石の元持ち主である亡命中のロシアの伯爵夫人は、宝石を取りかえすべく 愛人のレオン(M・ダグラス)に依頼。そこに局員の上司であるおかたい女闘士ニノチカ(ガルボ)が 事情調査のためパリに到着。レオンとニノチカが出会い,ニノチカはパリの自由なムードと レオンの魅力に酔いしれるが、伯爵夫人の邪魔が入ってニノチカはロシアへ帰国。 ラストは3人の局員の助けでレオンとニノチカはイスタンブールで再会を果たす。
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岡崎:おっしゃれ〜でしたねぇ。
柴田:うん。愛を語らう台詞がお洒落でユーモア満点ですね。
岡崎:ガルボの前半の冷徹な女っぷりもかっこよかったし、後半、恋を知ってからの愛らしい様子もよかった。
うーん。美人ですねぇ。
柴田:サイレント時代はディードリッヒと人気を二分していたそうな。
岡崎:顔のつくりはガルボの方がきれいやな。ディードリッヒは退廃的な雰囲気がかっこいいけど。
柴田:そうそう。そうですねぇ。
岡崎:これ、あらすじで見たら革命とか闘士とか重苦しそうですけど、中身は恋愛メロドラマやね。
柴田:そう、あらすじより語り口ですよ。ルビッチは素晴らしいな。面白いわ。 あのシーンが好き!あの、ガルボがトイレで演説初めたって聞かされたレオンの反応。
「な!!!・・・ウイスキーもう一杯」とかなんとか。
岡崎:演説が癖の女って・・・嫌やろねー。
柴田:シャンパンを銃の音に見立てるシーンもかなり良かったね。お洒落。
岡崎:そうそう。全体的に恋のお話をしているところはなんともステキだった。
でもちょっと時代も感じますね。
柴田:そうね。ニノチカがソ連に帰国したときのソ連の描き方がなんとも。 共産主義をこんな風に描いてもええんかいなと思うくらいおおざっぱで、
なんか見ててはらはらするわ。
岡崎:相手役の男の人は口説き台詞もお洒落で確かに色男っぽいけど・・・ よくアメリカ映画でこういうオールバックでちょび髭の人がかっこいいとされてるよね。
向こうの人はこういうのをかっこいいとする風潮があるのかな。
柴田:そうね、日本ではちょっと三枚目っぽく見えるよね、ちょび髭。
岡崎:そこだけ、感情移入できひんかったわぁ。レオンがちょび髭でなかったら、もうサイコーですよ。
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